製鋼用フラックス
製鋼用フラックスは、溶鋼 ( 高温で液体状態になった鋼) に接する部分では、液体となり、溶鋼の酸化防止、保温、不純物の除去などの機能を果たしています。
連続鋳造用フラックスは、連続鋳造工程に於いて鋳型内の溶鋼表面添
加され、鋳型と凝固した鋼の間に液体の薄い膜状となって流れ込み、潤滑機能、熱伝達の制御機能を果たします。
また、連続鋳造用フラックスは、鋳型内の溶鋼表面の保温と酸化防止機能、溶鋼中の介在物の吸収機能を持ちます。
このように、連続鋳造用フラックスは、高級鋼の量産、安定操業の維持に必要不可欠な製品です。
造塊用フラックス ( 粉末 )
インゴット ( 下注用 ) ケース内の溶鋼表面に添加します。
下注鋳造工程で溶鋼上昇時の表面酸化防止、保温機能を果たします。
タンディシュ用フラックス ( 粉末 )
タンディシュ内の溶鋼表面に添加します。
タンディシュ内の溶鋼温度低下防止、溶鋼の再酸化防止機能を果たします。